先生になろう

西川寿栄華

2020.10.5上手に踊れたねと言われ 嬉しくて 西川寿栄華

踊りをどうして始めたのですか?

3歳の頃、祖母が聞く演歌に合わせて、着物を着て踊るのを見てもらうのが好きでした。それを聞いた知り合いの方に踊りのお稽古を見学させてもらい、その時先生に「お稽古したい?」って聞かれ「うん」と答えたのが始まりです。

お稽古を始めてみてどうでしたか

人見知りだったので、お稽古では「こんにちは」と「お願いします」と「ありがとうございました」しか言えませんでした。でも、踊って拍手をしてもらったり、先生に上手に踊れたねと言ってもらえると、もうその気になって舞台に上がっていました。
褒めて伸ばすタイプの先生で、怒られた記憶はありません。できないところも諦めずに何度でも丁寧に教えてくれました。
私が二十歳の時に、先生が記念に名古屋をどりに一度出て見てはどうかと言って頂き、中日劇場の舞台に立つことができました。次の年も出演させていただき、すっかり名古屋をどりにハマってしまいました。

今は教えてもいますよね

私が師範をとってすぐくらいに、まさ子先生に「教える勉強と思ってやってみたら」と言っていただき、子供教室のレッスンをさせていただきました。
教えていただいていた先生の言葉とかを思い出しながら、子供はこう言うとこういう風に動いてくれるんだなとか、一個ずつ発見しながら手探りでやってきた感じです。人に教えるという立場になると自分の足りないところが良くわかります。もっと視野を広げてスポンジのように吸収できる自分でいたいと思うので、なんでも勉強になると思うのでまずは一回やらせていただこうと思っています。

踊りの魅力はなんですか

私には踊りを踊っている時が、唯一自分を出せる場なんです。ちょっとした仕草や作法などが自然に身についてくるところが日本舞踊の魅力じゃないかなと思います。わたしは何より自分が踊っているときが一番好きです。

入門について。スタイルに合わせて学べます

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